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造園ブログ

ケヤキ・クスノキ・杉・松の伐採費用|幹が太い木で金額が変わる理由
この記事の監修者
株式会社ENISIA 代表 武智勇太
造園業界歴7年。民間のお庭の手入れから管理、草刈り、剪定、伐採、人工芝の敷設工事まで幅広く手掛ける。特に特殊伐採では高い技術と経験を活かし、他社では対応が難しい高木や巨木の伐採も安全に施工。大阪府を中心に関西圏で多数の施工実績を持つ。

「庭のケヤキが手に負えない大きさになった」「実家の杉を切りたいが、いくらかかるのか」
庭の木であれば、総額5〜10万円程度に収まることがあります。ケヤキやクスノキ、杉、松でも、住宅の庭にある木を数本切る、というご依頼であれば、この帯に入ることは珍しくありません。
ただし、この帯に収まらないケースが2つあります。
- 何十年も育って大きくなった高木 — 倒すスペースが取れず、一本ずつ切り下ろす特殊伐採でないと切れない現場になります。こうなると費用は上がります
- 幹が太い木 — 切ったあとに出る材料が重くなり、処分料が増えて料金が上がるケースが散見されます
この記事では、幹の太い木で費用がどう動くのか → 樹種ごとに気をつけること → 見積書のどこを見るか → 実際にいくらだったかの順に解説します。
なお、この記事の金額は、大阪・京都・兵庫で実際に伐採を施工している株式会社ENISIAが、自社の見積書と原価にもとづいて書いています。
ケヤキ・クスノキ・杉・松の伐採費用の目安

まず、世の中の相場から確認します。伐採の相場は樹種ではなく樹高で整理されているのが一般的です。
| 区分 | 目安の高さ | 1本あたりの相場 |
|---|---|---|
| 低木 | 3m未満 | 3,000〜9,000円 |
| 中木 | 3〜5m | 8,000〜20,000円 |
| 高木 | 5m以上 | 15,000〜30,000円 |
ただし、この4種を同じくくりでは扱えません。
- ケヤキ・クスノキ・杉 — 庭に植わっている時点で5mを超えていることが多く、多くの場合は「高木」の区分に入ります
- 松 — 庭木として仕立てられている松は、1.5〜3m程度に落ち着くことが多く、多くの場合「低木」の区分です
つまり、庭の松の単価は、他の3種より低いのが普通です。松で費用がかさむのは高さではなく別の理由なので、後の「樹種ごとに気をつけること」で分けて書きます。
参考までに、当社の公式サイト掲載価格は低木1,800円〜(通常2,250円)、中木7,800円〜、高木18,000円〜(いずれも税込)です。
ただし、この単価だけで総額は決まりません。総額に効いてくるのは、切ったあとの工程です。
幹が太い木で費用が上がる理由

造園会社の見積もりは、4つの費用の足し算でできています。会社によって呼び方は違いますが、中身はおおむね共通です。
| 費用 | 中身 |
|---|---|
| 伐採費 | 木を切り倒す・切り下ろす |
| 搬出費 | 切った木を庭からトラックまで運ぶ |
| 処分費 | 処理場へ持ち込む |
| 人件費 | 何人が何日入るか |
(切り株も撤去する場合は、これに抜根費が加わります)
伐採費用 = 伐採費 + 搬出費 + 処分費 + 人件費
ケヤキ・クスノキ・杉のように幹が太くなる木で効いてくるのは、このうち後ろの3つです。(庭の松は幹が細いことが多く、ここは当てはまりにくくなります)
幹は、枝葉の約3倍の重さになります
同じ体積で比べたとき、幹は枝葉のおよそ3倍の重さになります。細い木なら枝を落とせば作業の大半が終わりますが、幹が太い木は枝を全部落としたあとに、いちばん重いものが残ります。
これが、搬出費と処分費に直接効きます。
当社の場合、処分費は3トントラック1台分の枝葉で、処理場に支払う原価が13,000〜18,000円、運搬・人件費を含めたご提示額が2〜3万円台です。幹が太い木は、この台数が増えます。
切り株を抜くなら、幹回りで金額が変わります
伐採は地際で切るところまで、切り株と根を掘り起こす抜根は別工程です。抜根の相場は、樹高ではなく幹回りで整理されています。
| 幹回り | 1本あたりの相場 |
|---|---|
| 30cm以下 | 2,500〜5,500円 |
| 31〜50cm | 6,650〜11,000円 |
| 51〜70cm | 20,000〜22,000円 |
| 71cm以上 | 28,500〜33,000円 |
幹回りが2倍になると、金額はおおむね5倍以上に開きます。ケヤキやクスノキの古木は71cmを超えることが珍しくないので、切り株を残すか抜くかで総額がはっきり変わります。
跡地に何も作らないなら、切り株は残しても構いません。駐車場・人工芝・物置を作る予定があるときだけ抜根を入れてください。当社では抜根は現場を見たうえでのお見積りとしています。ブロック塀のすぐ側にある切り株は、塀を傷めないよう配慮しながら掘る必要があり、ものによっては水道管への影響がないかも調べます。
金額が上下する2つの要因
見積もりが高くなるか安くなるかは、「作業量」と「作業の難易度」でほぼ決まります。樹種そのものより、この2つのほうが金額に効きます。
作業量(本数)— 一般家庭ではあまり効きません
意外に思われるかもしれませんが、一般のご家庭では本数で金額が大きく上下することは多くありません。ご依頼いただく本数は5本程度に収まるケースがほとんどで、この範囲なら現場に入る人と車は1回で済むからです。
本数が効いてくるのは、空き家の敷地をまとめて片付けたい、山林や裏山を持っていて手を入れていない、といった現場です。こうした現場では20〜30本になることも珍しくなく、作業日数が増えるため金額は上がります。
作業の難易度 — ここが最大の要因です
難易度には2種類あります。
場所が難しいケース。いちばん分かりやすいのが、木が電線にかかっている場合です。電線にかかっていると電力会社の許可が必要になり、そのうえで重機を使っての伐採になることが非常に多い現場です。作業そのものの難易度も高く、多くの造園会社が断るケースとして当社に相談が来ます。
逆のパターンもあります。住宅密集地で、重機がまったく使えない現場です。この場合は、実際に人が木に登り、切った枝や幹をロープで吊るして下ろしていくことになります。これも難易度が高く、やはり断られやすい現場です。
大きく育ったケヤキやクスノキは、この両方に当たりやすい木です。何十年も庭にある木は、植えたときには想定していなかった高さまで伸び、電線や隣家の屋根に届いていることがあります。
樹木の種類と生え方が難しいケース。同じ高さ・同じ本数でも、木そのものが作業を難しくすることがあります。代表がシュロの木で、繊維質のためチェーンソーに繊維が絡まりやすく、時間がかかります。また、ジャングルのように密集している庭は、一本ずつ倒す方向を作りながら進める必要があります。
見積もりを依頼するときは、木の高さと本数だけでなく「どんな場所にあるか」を伝えてください。それだけで見積もりの精度が上がります。
樹種ごとに気をつけること

ここまでは4種に共通する話です。ここからは、それぞれの木を切るときに実際に問題になりやすい点を挙げます。
ケヤキ・クスノキ — 高さより「幅」が問題になります
ケヤキとクスノキは、上に伸びるだけでなく横に大きく張る木です。隣家の敷地に枝が越境している、道路にはみ出している、というご相談が多いのがこの2種です。
枝が越境している場合、切る前に整理しておくべき法律上の話があります。後述の「隣から伸びてきた枝は勝手に切っていいのか」をご覧ください。
作業面では、張り出した枝を先に片付けてからでないと幹に手が付けられないケースが多く、そのぶん枝葉のゴミが増えます。処分費に効いてくるのはここです。
杉 — 庭の杉と、山の杉は別の話です
ご自宅の庭に植わっている杉であれば、他の高木と同じ考え方で構いません。高木の単価に、搬出費・処分費・人件費が加わります。
一方、山林の杉はまったく別の手続きが要ります。地域森林計画の対象となっている民有林の伐採は、市町村長への届出が必要です。届出の時期は伐採を始める90日前から30日前までと決められています。さらに保安林に指定されている場合は、都道府県知事の許可が必要です。
一般家庭の庭木は通常これらの対象外ですが、「実家の裏山の杉を切りたい」というご相談は、まず土地の区分の確認からになります。
出典:森林法10条の8、森林法34条(e-Gov法令検索)
なお、花粉を理由に杉を切りたいというご相談についてです。「切れば花粉症が軽くなる」と言えるだけの根拠を当社は持っていません。ご自宅の敷地内の杉を減らすこと自体は当然できますが、効果を保証するものとしてはご案内していません。「庭の手入れが追いつかない」「落ち葉や枝の落下が心配」といった理由のほうが、伐採の判断としては確かです。
松 — 高さより「枯れているかどうか」です
庭木の松は、1.5〜3m程度に落ち着くことが多い木です。手入れをして仕立てているぶん、ケヤキやクスノキのように放っておいて大きくなる、という育ち方をしません。樹高でいえば「低木」の区分に入ることがほとんどで、単価としては最も低い帯です。
ですので、松の費用で気にしていただきたいのは高さではありません。枯れているかどうかと、手入れを続けるかどうかです。
松は枯れてからのご相談が多い木です。枯れた松は、そのままにしておくと枝が折れて落ちるようになり、幹も脆くなります。脆い木は、登ってロープで下ろす作業がしにくくなり、かえって難易度が上がります。
補助金の面では、豊中市に、松くい虫で枯れた松の伐採を1本あたり2,000〜6,000円助成する制度があります。対象や条件は年度で変わるため、必ず市の公式サイトで当年度の内容を確認し、着工前に申請してください。
また、松は手入れを続けるか、切ってしまうかの判断が分かれやすい木でもあります。剪定の相場は樹高2〜3mで平均2,983円/本、5〜6mで平均8,774円/本です(出典:ミツモア相場研究所/2025年4月〜2026年3月の成約5,748件)。庭の松はこの下の帯に収まることが多く、1回あたりの剪定費は高くありません。ただし剪定は数年ごとに繰り返し必要になるため、10年単位で見ると伐採のほうが総額で安くなることもあります。
見積書のどこを見ればいいか

「伐採費用 一式」だけの見積もりに注意
伐採の見積書で最も多いのが、「伐採費用 一式 ◯◯円」としか書かれていないものです。
これだと、何がいくらなのか分かりません。そして分からないまま契約すると、こういうことが起こります。
- 「処分費は別でした」と後から言われる
- 切り株が残ったので追加で請求される
- 作業当日に「思ったより量が多い」と増額される
幹の太い木ほど、この差が大きく出ます。処分費が別扱いだった場合、ケヤキ1本でトラック何台分になるかで金額が変わってしまうからです。
内訳が出ていない見積もりは、後から金額が動く余地を残していると考えたほうが安全です。
「ゴミの量が読めない」は、本来は業者側の問題です
追加請求の理由として多いのが「思ったより木のゴミが多かった」というものです。
しかしこれは、現場を見た時点で見積もる側が判断すべきことです。当社では、経験から事前にゴミの量を読んだうえでお見積りしています。そのため、あとから追加のお見積りを出すことはほぼありません。
(例外は、作業中に蜂の巣が見つかったなど、事前に分かりようがない事態が起きたときです。その場合も追加のお見積りを作成し、ご了承をいただいてから作業します)
内訳が出ていれば、比べられる
当社では、伐採費・搬出費・処分費・人件費を分けてご提示しています。内訳が出ていれば、他社の見積もりと同じ土俵で比べられます。逆に「一式」同士を比べても、どちらが安いのかは分かりません。
相見積もりのときは、全社に同じ質問をしてください。
「この金額に、出張費・処分費・搬出費・清掃は含まれていますか」
「切り株はどうなりますか」
大径木では2つ目が特に効きます。参考までに、当社は出張費をいただいておらず、作業後の清掃も無料です。
実際にいくらだったか【当社の施工実例】

住宅の庭であれば、5〜10万円に収まることがあります
住宅の庭で数本の木を切る、というご依頼では、総額5〜10万円程度に落ち着くことがあります。ここが最も件数の多い価格帯です。
ただし、同じ「庭の木」でも金額が上がる場合があります。何十年も育って高木になっていて特殊伐採が必要な場合と、幹が太くて処分料が増える場合です。その木がどちらに当たるかは、現地を見ないと分かりません。
庭木全般の費用の考え方は庭木の伐採費用はいくら?5〜10万円で収まるケースと、難易度で高くなるケースと庭木の伐採|費用の目安と、相談から作業完了までの流れで詳しく解説しています。
高木の伐採を含む作業レポートを、写真付きで公開しています。
数十万円になるのは、難易度がかなり高い現場です
以下は例外的に難しい案件です。住宅の庭のケヤキや松がこの金額になることはありません。「こういう現場もある」という参考としてご覧ください。
| 現場 | 作業体制 | 総額 | 施工レポート |
|---|---|---|---|
| 樹木1本・20m程度(大阪市) | 5人・2日半・重機使用 | 約80万円 | レポートを見る |
| 15m以上の高木(大阪市) | 5人・3日・一本ずつ吊って下ろし | 約70万円 | レポートを見る |
| 竹林 250平米(兵庫県川西市) | 10人・5日 | 370万円 | レポートを見る |
いずれも「幹が太かったから」だけではありません。20m級を一本ずつ吊り下ろす、竹林250平米を人力で片付ける——難易度と作業量が同時に大きくなった現場です。
なお、重機を使う場合の費用感も書いておきます。トラックユニックが1日1万円強、高所作業車(17〜18m級)が1日2〜2.5万円です。ラフタークレーン35t(オペレーター付)は1日約16万円になりますが、これを使う現場はほとんどありません。高さも太さもあり、かつゴミがクレーンでないと出せない場合に限られます。道路を使う場合は、これとは別に警備員と道路使用許可が必要になります。
20m級の大木そのものの料金については大木の伐採料金|20m級の木を切るときに何にいくらかかるのかで詳しく書いています。
切らずに済ませる方法はないか

費用だけを見れば、剪定のほうが安く済みます。
| 作業 | 樹高5〜6mの目安 | 樹高7〜8mの目安 |
|---|---|---|
| 剪定 | 平均8,774円/本 | 平均16,766円/本 |
| 伐採 | 15,000〜30,000円/本+搬出・処分 | 同左 |
ただし、剪定は毎年〜数年ごとに繰り返し必要です。ケヤキやクスノキのように大きく張る木は、数年空けると強剪定になり、1回あたりの金額も上がります。
剪定で足りるのは、日当たりや風通しを良くしたいだけ、落ち葉や枝が少し隣に出ている程度、木そのものは残したい、という場合です。
伐採したほうがよいのは、枯れている・明らかに傾いている、根が建物の基礎や配管に影響しそう、隣家への越境が毎年繰り返されている、管理する人がいなくなった(実家・空き家)、という場合です。
判断に迷う場合は、現地で見たうえでご提案します。「切らなくていい」とお伝えすることもあります。
放置するとどうなるか

「費用が高いなら、もう少し様子を見よう」と考える方は多いと思います。ここは正直に書きます。
倒れて隣家を壊したら、誰が払うのか
民法717条は、竹木の栽植または支持に瑕疵(不備)があって他人に損害を与えた場合の責任を定めています。第一次的にはその木を占有している人が、占有者が損害を防ぐために必要な注意をしていた場合は所有者が責任を負い、この責任は過失がなくても免れません。
つまり、「台風だったから仕方ない」が通らない場合があります。枯れていた、以前から傾いていた、といった事情があると、管理の不備と判断される可能性があります。枯れた松を何年も放置している状態は、まさにここに当たり得ます。
カーポート1台、隣家の外壁、駐車中の車。どれも数十万円から100万円規模です。
出典:民法717条(e-Gov法令検索)
隣から伸びてきた枝は勝手に切っていいのか
ケヤキ・クスノキで最も多いご相談です。2023年4月1日の民法改正で扱いが変わりました。
越境した枝は原則としてその木の所有者に切除を求めますが、①催告しても相当の期間内に切除しないとき ②所有者が不明・所在不明のとき ③急迫の事情があるとき——のいずれかに当てはまれば、越境された側が自分で切除できます。
手続きを踏まずに勝手に切ると自力救済にあたり、不法行為になり得ます。まずは所有者へ連絡し、記録を残してください。
出典:法務省「民法等の一部を改正する法律について」/民法233条
放置するほど難易度が上がります
木は毎年育ちます。幹が太くなるほど、切ったあとに残る重量が増え、搬出と処分にかかる費用が増えます。さらに枝が電線に届く高さになると、それだけで前章の「難易度が高い現場」に変わります。
費用を抑えたいなら、早いほうが安くなります。
費用を抑える方法

業者に頼まずに済む方法も含めて、正直に書きます。
落葉樹は冬に頼む
ケヤキは落葉樹です。葉が落ちている時期のほうが、処分するゴミの体積が減り、枝の状態も見えるので作業が早く終わります。台風シーズン直前(8〜9月)は駆け込みが集中するので、急がないなら時期をずらすのが得策です。
(杉・松・クスノキは常緑なので、この効き方はしません)
切り株を残す判断をする
前述のとおり、抜根は幹回りで金額が変わります。跡地の使い道が決まっていないなら、伐採だけにして切り株は残すという選択があります。あとから抜くこともできます。
総額で相見積もりを取る
単価ではなく総額で、内訳を出してもらって比べてください。大径木は処分費の比重が大きいので、「一式」表記のままだと比較になりません。
自分で切るのは、条件を満たす木だけにしてください
個人が自宅の庭木を切ること自体に資格は必要ありません(チェーンソーの特別教育が義務づけられているのは、事業者が労働者に伐木作業をさせる場合です)。
ただし、林業の死傷年千人率は22.8で全産業平均の約10倍、死亡災害の約7割が伐木作業中に発生しています(林野庁 令和6年度森林・林業白書)。プロが装備を整えたうえでこの数字です。
ご自身で切ってよいのは、高さ3m未満・幹の直径10cm以下・倒す方向に木の高さの2倍以上の空きがある木まで。ケヤキ・クスノキ・杉の成木は、ほぼこの条件から外れます。
松は庭木なら1.5〜3mに収まることが多いため、条件に入る場合があります。ただし高さだけで判断せず、幹の直径10cm以下と、倒す方向の空きの両方を満たしているかを必ず確認してください。仕立てられた松は幹が太くなっていることがあります。
そして脚立や梯子に乗ってチェーンソーを使う作業は、最も事故が多いパターンなので絶対に避けてください。
シルバー人材センターという選択肢もありますが、対応の目安は概ね樹高3〜4mまでで、チェーンソーを使う伐採や高所作業は依頼できません。剪定ゴミの回収を行わないことも多いため、大径木の伐採には向きません。
補助金を確認する(該当する人は限られます)
一般家庭の庭木を切るためだけの補助金は、関西ではほとんどありません。ただし次の場合は制度があります(いずれも2026年8月時点)。
- 松くい虫で枯れた松なら、豊中市に1本2,000〜6,000円の助成制度があります
- 空き家の解体補助に、敷地内の樹木の伐採費が含まれる自治体があります — 宇治市は対象経費に「立木竹等(雑草を除く)の伐採に要する経費」を明記、神戸市は「立木竹等を全て解体除却」が補助の条件、草津市は対象工事に「草木等の除却を含む」と明記
- 森林内の危険木なら、京都市(伐採・現場集積費の75%以内・土地1筆あたり上限30万円)、加古川市(1/2以内・上限25万円)、三田市(1/2以内・上限20万円)に制度があります。住宅の庭木は対象外です
補助金は「着工前の申請」が条件です。先に伐採してから申請しても受け付けられません。制度は年度で変わるため、必ず自治体の公式サイトで当年度の内容を確認してください。
見積もりを取る前に伝えておくと早いこと

- 木の種類と、幹の太さ — 幹回りをメジャーで測っておくと、抜根の要否も含めて精度が上がります
- 木がどんな場所にあるか — 電線が近い、隣家が近い、庭までトラックを寄せられない、など
- 切り株をどうするか — 残してよいなら伐採だけ。跡地に駐車場・人工芝・物置を作るなら抜根まで必要です
- 越境しているか — 隣家や道路に枝が出ている場合は、その旨をお伝えください
よくある質問
Q. ケヤキの伐採費用はいくらですか?
住宅の庭にあるケヤキであれば、他の作業と合わせて総額5〜10万円程度に収まるケースが多くあります。樹高5m以上の高木の単価相場は1本15,000〜30,000円で(出典:くらしのマーケット)、これに搬出費・処分費・人件費が加わります。ケヤキは横に大きく張るため枝葉のゴミが多くなりやすく、処分費の比重が上がる傾向があります。
Q. 杉や松は、他の木より伐採費用が高くなりますか?
杉と松では事情が違います。杉は庭でも5mを超えることが多く、高木の区分に入ります。一方、庭木として仕立てられた松は1.5〜3m程度に落ち着くことが多く、低木の区分に入るため単価は低めです。そのうえで金額を左右するのは樹種そのものより、幹の太さと現場の条件です。幹は枝葉のおよそ3倍の重さになるため、幹が太い木ほど搬出費と処分費が上がります。
Q. 切り株も抜いたほうがいいですか?
跡地に駐車場・人工芝・物置などを作る予定があるなら必要です。予定がなければ残しても構いません。抜根の相場は幹回りで変わり、30cm以下で2,500〜5,500円、71cm以上で28,500〜33,000円です(出典:ミツモア)。当社では現場を見たうえでのお見積りとしています。
Q. 切った木の処分費はいくらですか?
3トントラック1台分の枝葉で、処分場に支払う原価が13,000〜18,000円程度、運搬・人件費を含めたご提示額は2〜3万円台が目安です。幹は枝葉の約3倍の重さになるため、太い木ほど処分費が上がります。
Q. 山の杉を切るのに手続きは要りますか?
地域森林計画の対象になっている民有林の伐採は、市町村長への届出が必要です。届出は伐採を始める90日前から30日前までに行います。保安林に指定されている場合は、都道府県知事の許可が必要です。一般家庭の庭木は通常これらの対象外です(出典:森林法10条の8、34条)。
Q. 花粉症対策として杉を切れば効果はありますか?
効果を保証できる根拠を当社は持っていないため、そのようなご案内はしていません。敷地内の杉を伐採すること自体は可能ですので、庭の管理や落枝の心配といった理由でご検討ください。
Q. 枯れた松はどうすればいいですか?
早めの対応をおすすめします。枯れた木は幹が脆くなり、登って切り下ろす作業がしにくくなるため、放置するほど難易度が上がります。また、枝が折れて落下する危険もあります。松くい虫で枯れた松については、豊中市に1本2,000〜6,000円の助成制度があります(2026年8月時点。着工前の申請が条件)。
Q. 隣に伸びたケヤキの枝を、こちらで切ってもいいですか?
2023年4月の民法改正により、①催告しても相当の期間内に切除されないとき ②所有者が不明・所在不明のとき ③急迫の事情があるとき——のいずれかであれば、越境された側が切除できます。それ以外は所有者に切除を求めるのが原則で、手続きを踏まずに切ると不法行為になり得ます(民法233条)。
Q. 見積もり後に追加費用が発生することはありますか?
当社では、経験から事前にゴミの量を読んだうえでお見積りしているため、追加のお見積りを出すことはほぼありません。作業中に蜂の巣が見つかったなど事前に分かりようがない事態が起きたときは、追加のお見積りを作成し、ご了承をいただいてから作業します。
Q. 電線にかかっている木も切れますか?
対応できます。電線にかかっている場合は電力会社の許可が必要になり、重機を使うことが多い現場です。難易度が高いため他社で断られることがありますが、当社では施工実績があります。まずはご相談ください。
Q. 自分で切っても大丈夫ですか?
個人が自宅の庭木を切ること自体に資格は必要ありません。ただし林業の死傷年千人率は22.8と全産業平均の約10倍で、死亡災害の約7割が伐木作業中に発生しています(林野庁)。高さ3m未満・幹の直径10cm以下・倒す方向に木の高さの2倍以上の空きがある木までにとどめてください。ケヤキ・クスノキ・杉の成木はほぼ条件から外れます。庭の松は1.5〜3mに収まることが多いため条件に入る場合がありますが、幹の直径と倒すスペースの両方を必ず確認してください。脚立の上でチェーンソーを使う作業は避けてください。
Q. 出張費はかかりますか?
出張費はいただいておりません。
Q. 万が一、作業中に物を壊された場合はどうなりますか?
賠償責任保険・火災保険に加入しています。
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お見積り・ご相談
ご自宅のケヤキ・クスノキ・杉・松について、まずは現地を見せてください。切らずに剪定で済むならそうお伝えします。お見積りは内訳を分けてご提示します。
他社で「電線が近いので無理」「重機が入らないので難しい」と言われた木も、ご相談ください。
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