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伐採費用が100万円って本当?|理由と80万・370万の実例と内訳
結論からお答えします
「伐採で100万円と言われた」「本当にそんなにかかるの?」——このページにたどり着いた方が一番知りたいのは、そこだと思います。
結論から言うと、一般的なご家庭の庭木の伐採で100万円になることは、まずありません。住宅の庭で数本という条件であれば、総額5〜10万円程度に収まることがあります。
ただし、100万円を超える現場は実在します。当社でも、80万円・70万円・370万円という案件を実際に施工してきました。この記事では、その実例を施工レポートのURLごと公開し、「なぜそこまで高くなったのか」を分解します。ご自身の見積りが妥当かどうかを判定できる材料を、最後にチェックリストとしてお渡しします。

100万円が「妥当」になる現場は、こういう条件です
以下の条件が複数重なっている現場では、100万円前後、あるいはそれを超えることがあります。
- 20m級の高木、または15m以上の木を一本ずつ吊り下ろす必要がある
- 重機が入らない密集地で、人が木に登ってロープで吊り下ろす作業になる
- 電線にかかっており、電力会社の許可と重機が必要
- 本数が多い(空き家・山林・裏山などで20〜30本以上)
- 竹林の伐採など、通常の伐採とは工程がまったく違う作業
「1本だけ、狭い庭で、道路まで運びやすい」といった一般的な条件で100万円になることは、当社の経験ではありません。もし見積りに疑問を感じたら、必ず内訳を出してもらってください(後述)。

当社の高額案件の実例(施工レポートつき)
80万円の案件:20m級の高木1本/5人・2日半/重機使用
大阪市の現場です。1本20m程度の樹木を、重機を使って伐採しました。5人で2日半かかっています。20m級というのは、5階建てビルとほぼ同じ高さです。重機の日額とオペレーターの人件費、そして高さゆえの安全確保に多くの時間がかかります。
70万円の案件:15m以上の木を一本ずつ吊り下ろす/5人・3日/ロープアクセス
同じく大阪市の現場です。15m以上の高木を、重機を使わず一本ずつ吊り下ろしで対応しました。5人で3日かかっています。重機が入れない・入れるべきでない現場では、作業員が木に登り、枝を1本ずつロープで吊って下ろし、幹も上から数十cmずつ輪切りにして吊り下ろします。「切る」のは全工程のごく一部で、大半は「安全に下ろす」「運び出す」時間です。
370万円の案件:竹林250平米/10人・5日/兵庫県川西市
兵庫県川西市の竹林伐採です。250平米の竹林を10人・5日で伐採しました。竹林は、通常の樹木伐採とはまったく別の作業です。1本1本が細くても、密度が高く、処理場が竹のゴミを受け入れないことが多いため、ゴミの搬出と処理に手間がかかります。「大阪の竹林で370万円」と紹介されることがありますが、これは兵庫県川西市の現場です。混同にご注意ください。
20m級の大木そのものの料金帯は大木の伐採料金|20m級・クレーン使用までで詳しく解説しています。

費用の内訳と樹高別の相場は伐採費用の完全ガイドにまとめています。切り株の撤去(抜根)の費用は抜根の費用と業者の選び方をご覧ください。
見積書の内訳は、こう組み立てられています
100万円という金額も、内訳に分解すれば理解できます。一般的な造園会社の見積もりは、次の4分類の合算です(切り株まで撤去するときは抜根費が加わります)。
- 伐採費:木を切る作業そのものの費用。
- 搬出費:切った木を作業場所から搬出する費用。トラックや重機を使うかで変わります。
- 処分費:産業廃棄物の処理場に持ち込む費用。幹は枝葉の約3倍の重さになるため、太い木ほど上がります。
- 人件費:作業員の人件費。5人×3日といった規模になると、ここが総額を大きく押し上げます。
- 抜根費:切り株・根を掘り起こす場合に加算。
高額案件では、この4つのうち人件費と搬出費が大きく膨らみます。20m級を5人・2日半、竹林250平米を10人・5日といった規模になると、作業日数そのものが費用になるからです。
なぜ100万円になるのか:費用が上下する2つの要因
金額を最も動かすのは「作業の難易度」です。以下の要因が積み重なることで、通常帯の10倍以上に膨らむことがあります。
要因① 作業量(本数)
一般家庭では5本程度に収まることが多く、この範囲では費用が大きく上下することは少ないです。空き家・山林・裏山で20〜30本になる場合は、作業日数が増えるため上がります。
要因② 作業の難易度(ここが最大)
場所・木の状態が難しいケース
- 電線にかかっている木:電力会社の許可が必要になり、重機を使う伐採になることが非常に多いです。難易度が高く、多くの造園会社が断るケースが散見されます。
- 住宅密集地で重機が全く使えない現場:人が木に登り、ロープで吊るして伐採します。難易度が非常に高く、断る業者が多い現場です。
- 何十年も成長して高木になった木:特殊伐採でないと伐採できないケースになるため、費用が高くなることがあります。庭に植えたときには想定していなかった高さまで伸びていることがあります。
樹種や生え方が難しいケース
- シュロなど繊維質の樹種:伐採中にチェーンソーへ繊維が絡まりやすい樹種があります。
- ジャングルのように密集:一本ずつ倒す方向を作りながら進める必要があります。
- ブロック塀の側にある抜根:ブロック塀や水道管を考慮しながらの作業。
- 幹が太い:切ったあとの処分料が増えて、料金が上がるケースが散見されます。
これらが複数重なっている現場が、100万円前後・あるいは数百万円になる案件です。
100万円の見積りが来たら、確認する4項目
「見積りが100万円だった」場合、それが妥当な金額なのかを判定するために、次の4項目を確認してください。
① 見積書に内訳(伐採費・搬出費・処分費・人件費)が分かれているか
「伐採費用 一式 100万円」で済ませられていたら、必ず内訳を出してもらってください。業界には「一式」でまとめる見積もりが多く、何にいくらかかっているのかが不明のまま、後から追加を言われるケースがあります。
② 使う機材と日数が明記されているか
重機(ラフタークレーン・高所作業車・トラックユニック)を使うのか、使わないのか。使う場合の日額と日数が書かれているか。参考までに、当社の実額は以下のとおりです。
| 項目 | 金額の目安 |
|---|---|
| トラックユニック | 1日 1万円強 |
| 高所作業車(17〜18m級) | 1日 2〜2.5万円 |
| ラフタークレーン35t(オペ付) | 1日 約16万円(使う現場はほとんどありません。高さも太さもあり、かつゴミがクレーンでないと出せないような現場に限られます) |
| 処分費(枝葉・3t車1台)/処理場に支払う原価 | 13,000〜18,000円 |
| 処分費(枝葉・3t車1台)/お客様への提示額 | 2〜3万円台(運搬・人件費込み) |
「ラフタークレーンを使う」と書かれているのに、実際は必要ない現場の可能性もあります。重機を使わないほうが安く済むケースも多いです。
③ 電力会社の許可・道路使用許可・警備員の費用が別途か込みか
電線にかかる木や、道路にはみ出す木の伐採では、電力会社の許可・道路使用許可・警備員の配置が必要になることがあります。これが「別途請求」になっていると、後で数万円〜数十万円の追加になることがあります。
④ 実際に施工するのは誰か
見積り金額の中に、下請けへの中間マージンが含まれているケースがあります。「見積りを出す会社」と「実際に作業する会社」が違う場合、中間業者経費が乗っています。当社では受注から施工まで自社で行うため、中間業者経費はかかりません。

高額を回避する3つの動き方
「100万円コース」を回避するために、できることを整理しました。
- 早めに切る:何十年も成長して高木になった木は、特殊伐採でないと切れなくなり費用が上がります。「切る」と決めた時点で早めに対応するほうが、結果的に安く済みます。
- 隣家と協働する:隣家との境界の木を切る場合、隣家と費用を折半したり、まとめて依頼したりできる場合があります。話が通じる関係であれば、事前に相談しておくと選択肢が広がります。
- 分割して段階的に発注する:本数が多い山林の場合、一度に全部切らずに、危険な木から順に段階的に切っていく方法もあります。緊急性が低い木は後回しにすることで、一度の出費を抑えられます。
なお、「複数本まとめて依頼すると単価が安くなる」という説明を目にすることがありますが、当社ではそのような単価ダンピングは行っていません。金額を決めるのは本数ではなく難易度です。
そして、正直にお伝えしておきます。本当に難易度が高い現場は、どこに依頼しても100万円前後になることがあります。相見積もりを取っても大きくは下がりません。その場合は「安くする」よりも、内訳を開示してくれる業者を選ぶほうが、結果的に納得のいく取引になります。

補助金は使えるか
個人宅の庭木の伐採そのものに使える補助金は、ほとんどありません。ただし、次のケースでは対象になる可能性があります。制度は年度で変わるため、必ず自治体の公式ページで当年度の内容をご確認ください。
- 危険木の伐採:京都市(伐採・現場集積費の75%以内・土地1筆あたり上限30万円)、加古川市(1/2以内・上限25万円)、三田市(1/2以内・上限20万円)に補助制度があります。ただし、いずれも森林内の樹木が対象で、住宅の庭木は対象外です。
- 空き家の解体に伴う伐採:宇治市(1/3・上限30万円)、神戸市(上限60万円/一定条件で100万円)、草津市(4/5・上限50万円)などでは、空き家の解体補助の対象経費に「立木の伐採費」が含まれています。
着工前の申請が条件です。工事を始めてしまってからでは対象になりません。
放置すると100万円コースに近づきます
「今はまだ困っていないから」と放置してしまうと、時間が経つほど費用も、リスクも大きくなります。
- 越境した枝の責任:民法233条により、越境した枝は原則としてその木の所有者が切除する必要があります。2023年4月施行の改正により、隣地の方が自ら切除できるケースが定められました。
- 倒木・落枝の賠償責任:民法717条は、工作物の設置・保存の瑕疵で損害が生じたときの責任を定めており、第2項で竹木の栽植・支持の瑕疵にも準用されます。占有者が必要な注意をしていた場合は、所有者が無過失責任を負います。
- 難易度が上がる=費用が上がる:何十年も成長した高木は特殊伐採でないと切れなくなり、費用が上がります。幹が太くなると処分費も上がります。気になった時点で早めに手を打つほうが、結果的に安く済みます。
高額案件で業者を選ぶときのチェック項目
100万円級の見積りを検討するときこそ、業者選びが重要になります。
- 見積書に内訳が分かれているか(本記事「4項目」参照)
- 重機の日額・日数が明記されているか
- 実際に施工するのは誰か(下請けに丸投げでないか)
- 賠償責任保険・火災保険に加入しているか(20m級の作業では、万が一の際の補償が特に重要)
- 同規模の施工実績のURL・写真があるか(実際に高額案件をやり切っている業者かの判定)
参考までに、当社の場合: 受注から施工まで自社で行うため、中間業者経費がかかりません。賠償責任保険・火災保険に加入済みです。上に掲載した80万円・70万円・370万円の実例は、いずれも施工レポートを公開しています。

まずはお気軽にご相談ください
「他社に断られた」「見積りが妥当か判断がつかない」というご相談も歓迎です。当社では技術的にお断りするケースはほとんどありません。まずは現地を見せてください。
- 大阪本部/兵庫店/京都店の3拠点体制
- 対応エリア:大阪府・兵庫県・京都府・滋賀県・奈良県・和歌山県
- 電話:06-6210-7250(受付 8:00〜20:00 土日祝も対応)
- Webフォーム24時間365日、LINE見積もりも受付中
よくあるご質問
Q. 伐採費用が本当に100万円になることはありますか?
A. あります。ただし、一般的なご家庭の庭木の伐採で100万円になることはまずありません。総額5〜10万円程度に収まることがあり、100万円を超えるのは20m級の高木・重機が入らない密集地・電線が絡む現場・本数が多い山林・竹林伐採など、例外的に難易度が高い現場に限られます。
Q. 見積りが100万円だと言われました。ぼったくりでしょうか?
A. 現場の条件次第で妥当な場合もあれば、内訳を確認すべき場合もあります。まず「伐採費・搬出費・処分費・人件費が内訳として分かれているか」「使う重機の日額と日数が明記されているか」「電力会社の許可・道路使用許可・警備員の費用が別途か込みか」「実際に施工するのは誰か」の4点を確認してください。
Q. 100万円の見積りの内訳は、何が大きいのですか?
A. 高額案件では人件費と搬出費が大きく膨らみます。20m級を5人・2日半、竹林250平米を10人・5日といった規模になると、作業日数そのものが費用になるためです。処分費も、幹は枝葉の約3倍の重さになるため太い木ほど上がります。
Q. なぜ竹林の伐採は370万円もするのですか?
A. 竹は1本1本が細くても密度が高く、処理場が竹のゴミを受け入れないことが多いため、ゴミの搬出と処理に手間がかかります。当社の兵庫県川西市の事例では、250平米の竹林を10人・5日で伐採しています。「大阪の竹林で370万円」と紹介されることがありますが、この事例は兵庫県川西市です。
Q. 100万円を回避する方法はありますか?
A. 早めに切る(高木化する前)、隣家と協働して負担を分ける、本数が多い場合は段階的に発注する、といった動き方で回避できるケースがあります。ただし、本当に難易度が高い現場は、どこに依頼しても100万円前後になることがあります。
Q. 補助金は使えますか?
A. 個人宅の庭木の伐採そのものに使える補助金はほとんどありません。ただし、危険木の伐採(京都市・加古川市・三田市)や、空き家の解体に伴う伐採(宇治市・神戸市・草津市など)で対象になる場合があります。着工前の申請が条件です。
Q. 対応エリアはどこまでですか?
A. 大阪府・兵庫県・京都府・滋賀県・奈良県・和歌山県に対応しています。大阪本部・兵庫店・京都店の3拠点体制です。
