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桜の木の伐採費用|高さと現場条件で決まる料金の考え方と、切る前に確認したいこと【大阪・関西】
先に結論をお伝えします。桜の伐採費用は、樹種が桜であることでは決まりません。実際に何メートルあるか、そしてその現場がどれだけ作業しにくいかで決まります。
住宅の庭にある一般的な庭木の伐採であれば、総額5〜10万円程度に収まることがあります。
ただし、次の2つに当てはまる場合は、この帯を超えることがあります。
- 何十年も成長して高木になっている場合。 特殊伐採を行わないと伐採できないケースになるため、費用が高くなることがあります。庭に植えたときには想定していなかった高さまで伸びていることは珍しくありません。
- 幹が太い場合。 幹が太いことにより、切ったあとの処分料が増えて料金が上がるケースが散見されます。
桜は、花を楽しむために植えたあと長く手をかけずに済んでしまう木です。そのため「気づいたら家より高くなっていた」という状態で相談をいただくことがよくあります。まずはご自身の桜が何メートルあるかを、目安でかまわないので把握してください。そこから話が始まります。

株式会社ENISIA(エニシア)は大阪本部・兵庫店・京都店の3拠点で、大阪府を中心に関西で累計相談500件以上をお受けしてきた造園業者です。この記事では、桜をはじめとする庭木の伐採費用がどう決まるのかを、実際の見積もりの組み立てに沿って説明します。
公式サイトに掲載している伐採の料金
当社が公式サイトに掲載している伐採料金は、樹高別の1本あたりスタート価格です。すべて税込です。
| 区分 | 価格(1本あたりのスタート価格・税込) |
|---|---|
| 低木 3m未満 | 1,800円〜(通常2,250円) |
| 中木 3m〜5m | 7,800円〜 |
| 高木 5m以上 | 18,000円〜 |
| 特殊伐採 1本 | 18,000円〜(ゴミ処理代込み) |
いずれもスタート価格です。樹木の種類・ゴミの有無・現場の状況・エリアによって変動します。出張費はいただいていません。

参考までに、相見積もりサイトに掲載されている一般的な相場は次のとおりです。
| 樹高 | 相場 | 出典 |
|---|---|---|
| 3m未満 | 3,000〜9,000円/本 | くらしのマーケット(2026年8月時点) |
| 3〜5m | 8,000〜20,000円/本 | くらしのマーケット(2026年8月時点) |
| 5m以上 | 15,000〜30,000円/本 | くらしのマーケット(2026年8月時点) |
ここで注意していただきたいのは、この単価だけを見て総額を判断しないでほしいということです。実際のお支払いは、この伐採費に搬出費・処分費・人件費が加わった総額になります。次の項目で説明します。
伐採の見積もりはどう組み立てられているか
一般的な造園会社の見積もりは、次の4つで組み立てられています。切り株まで撤去する場合は、これに抜根費が加わります。
- 伐採費 — 木を切り倒す作業そのもの
- 搬出費 — 切った材を現場から運び出す作業
- 処分費 — 運び出した材を処分場に持ち込む費用
- 人件費 — 何人が何日入るか
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このうち、多くの方が想像より大きいと感じるのが処分費です。
当社は自社の処理場を持っていないため、伐採した木は庭木専用の産業廃棄物の処理場へ搬入しています。処分場に支払う原価は、枝葉を積んだ3トン車1台で13,000〜18,000円程度。 これに運搬と人件費が加わり、お客様へのご提示額としては2〜3万円台が目安になります。
そして、幹は枝葉のおよそ3倍の重さになります。 幹が太い木ほど処分費が上がるのはこのためです。桜のように幹が太くなる木では、ここが金額を押し上げる要因になりやすいところです。
「切るだけなら安いはずなのに、なぜこの金額になるのか」という疑問は、この内訳を見ていただくと解けることが多いです。
費用が上下する2つの要因
金額が動く理由は、大きく2つしかありません。

作業量(本数)— 実は影響が小さい
一般のご家庭では、伐採する木は5本程度に収まることが多く、その範囲であれば本数によって金額が大きく上下することは少ないです。
金額が動くのは、空き家・山林・裏山をお持ちの場合です。ここでは20〜30本になるケースも多く、作業日数が増えるため金額が上昇します。
つまり「桜が1本か2本か」は、あまり大きな話ではありません。
作業の難易度 — ここが最大の要因
費用を決めているのは、ほぼこちらです。
場所や木の状態が難しいケース
| パターン | 内容 |
|---|---|
| 電線にかかっている | 電力会社の許可が必要になります。かつ重機を利用しての伐採になるケースが非常に多く、作業の難易度も高いため、多くの造園会社が断るケースが散見されます |
| 住宅密集地で重機がまったく使えない | 実際に人が木に登り、ロープで吊るしたりして伐採を行うケースが多くなります。こちらも非常に難易度が高く、多くの造園会社が断るケースが散見されます |
| 何十年も成長した高木 | 特殊伐採を行わないと伐採できないケースになるため、費用が高くなることがあります |
樹木の種類や生え方が難しいケース
| 例 | 内容 |
|---|---|
| シュロの木など | 繊維質なので、伐採中にチェーンソーに繊維が絡まりやすくなります |
| ジャングルのように密集している | 一本ずつ倒す方向を作りながら進める必要があります |
| ブロック塀の側にある抜根 | ブロック塀を考慮しつつ抜根を行います。ものによっては水道管に影響がないかも調べる必要があります |
| 幹が太い | 幹が太いことにより、切ったあとの処分料が増えて料金が上がるケースが散見されます |
庭の桜で費用が上がるのは、たいてい「隣家との境界に近い」「電線に枝が届いている」「裏庭で重機が入らない」のいずれかです。逆に言えば、道路に横付けできて重機が使える現場の桜は、想像より安く収まることがあります。
見積書のどこを見れば、適正かどうかが分かるか
伐採の見積もりで一番不安なのは、金額が妥当かどうかが判断できないことだと思います。判断材料は、実は金額そのものではなく内訳の粒度です。

「伐採費用 一式 ◯◯円」とだけ書かれた見積書は、後から追加を言われる余地が残ります。 業界にはこの形が多く、何にいくらかかっているのか分からないまま契約し、作業後に追加請求を受けたというご相談は実際に届きます。
当社は、伐採費・搬出費・処分費・人件費を分けてご提示することが多くしています。理由は単純で、内訳が分かれていれば「どこを削れるか」をお客様と一緒に検討できるからです。処分をご自身で行えば処分費が落ちる、というような話ができるようになります。
もうひとつの判断材料が、追加見積もりの発生しやすさです。当社では経験値から事前にゴミの量を読んだうえでお見積りしているため、追加でお見積りを出すことはほぼありません。例外は、作業中に蜂の巣が見つかった場合など、事前に分かりようがない事態が起きたときだけです。その場合は追加のお見積りを作成し、ご了承をいただいてから作業に入ります。

見積もりを取るときは、「この金額に処分費は含まれていますか」「追加費用が発生するのはどんなときですか」の2つは必ず聞いてください。 ここで言葉を濁す業者は避けたほうが無難です。
なお、相見積もりで出張費を別途請求する業者も多くなっていると報告を受けています。出張費が別途かかるかどうかも、見積もり時に確認しておくことをおすすめします。(当社は出張費をいただいていません)
実際の施工事例
金額は現場ごとに大きく異なるため、個々の事例に金額は紐付けていません。作業の内容と現場の状況をご覧ください。

- 堺市 伐採:株式会社ENISIAの伐採作業レポート(2026年7月)
- 大阪市 高木伐採:株式会社ENISIAの高木伐採作業レポート(2026年7月)
- 大阪市 伐採:株式会社ENISIAの伐採作業レポート(2026年6月)
- 東大阪市 伐採:株式会社ENISIAの伐採作業レポート(2026年6月)
例外的に難しかった案件も、参考までに挙げておきます。
| 総額 | 規模 | 体制 | 施工レポート |
|---|---|---|---|
| 約80万円 | 1本・20m程度 | 5人・2日半(重機使用) | 大阪市 特殊伐採(2025年9月) |
| 約70万円 | 15m以上 | 5人・3日(一本ずつ吊り下ろし) | 大阪市 特殊伐採(2025年6月) |
一般的な庭木の伐採がこの金額になることはありません。 20m級の大木で、重機や吊り下ろしを伴う特殊な現場だからこの規模になります。庭の桜の話とは別枠として見てください。
伐採せずに済ませる方法、費用を抑える方法
「切る」と決める前に検討できることが、いくつかあります。

剪定で残せないか検討する
そもそも伐採する必要があるのか、という点は最初に考える価値があります。花を楽しむために植えた桜であれば、大きくなりすぎた分を切り戻す強剪定で解決することがあります。
剪定の相場は次のとおりです。
| 樹高 | 平均単価 | 出典 |
|---|---|---|
| 2〜3m | 2,983円/本 | ミツモア相場研究所(成約5,748件) |
| 5〜6m | 8,774円/本 | ミツモア相場研究所(成約5,748件) |
| 7〜8m | 16,766円/本 | ミツモア相場研究所(成約5,748件) |
日当制で計算する業者の場合は、職人1人1日あたり18,000〜25,000円が目安です(出典:くらしのマーケット・2026年8月時点)。
ただし、剪定は一度きりでは終わりません。数年ごとに繰り返す前提の費用である点は押さえておいてください。10年20年の目線で見ると、伐採してしまったほうが安いという判断もあり得ます。
シルバー人材センターに頼めるか確認する
費用を抑える方法として、シルバー人材センターに植木の手入れを依頼する選択肢があります。1名1日あたり12,000〜15,000円程度が目安です。
ただし、対応できる範囲に制限があります。
- 危険な作業は依頼できません
- 対応の目安は概ね樹高3〜4mまで
- チェーンソーを使う伐採・高所作業は不可
- 剪定で出たゴミの回収を行わないことが多い
つまり、すでに高くなってしまった桜は対象外になる可能性が高いとお考えください。低い庭木の手入れには有力な選択肢です。
処分を自分で行えるか自治体に確認する
内訳が分かれていれば、処分費だけを切り離せる場合があります。お住まいの自治体で、枝や幹をどこまで受け入れてもらえるかを確認してみてください。ただし幹は枝葉のおよそ3倍の重さになるため、太い幹をご自身で運ぶのは現実的でないことが多いです。
相見積もりを取る
複数社から見積もりを取ることは、価格そのものより内訳の書き方を比べられる点で意味があります。同じ現場に対して各社がどう見積もったかを並べると、極端に安い会社が何を含めていないのかが見えてきます。
自分で切るかどうかの線引き
低い庭木をご自身で切ること自体は、選択肢としてあり得ます。ただし、脚立や梯子の上でチェーンソーを使うのは絶対にやめてください。
林野庁の令和6年度森林・林業白書によると、林業の死傷年千人率は22.8(令和5年)で、これは全産業平均の2.4の約10倍にあたります。さらに死亡災害の約7割が伐木作業で発生しており、特にかかり木(切った木が他の木に引っかかった状態)に関係する事故が多いとされています。
木は、切った方向に倒れるとは限りません。高さがある木、幹が太い木、電線や建物が近い木は、ご自身で切らないでください。
補助金について。 大阪府・兵庫県・京都府など6府県56自治体101制度を確認しましたが、一般家庭の庭の桜の伐採に使える補助制度は見当たりませんでした。 危険木の伐採に補助を出しているのは京都市・加古川市・三田市の3市ですが、いずれも森林内の樹木が対象で、住宅の庭木は対象外です。豊中市には松くい虫で枯れた松の伐採を助成する制度がありますが、対象は松に限られます。
一方で、植えるほうには助成が多くあります。 枚方市の生垣新設(5,000円/m・上限10万円)、東大阪市の一戸建て植樹費(1/2・上限20万円)、豊中市の生垣設置費(4/5・上限10万円)などです。桜を伐採したあとの庭づくりで使える可能性があるので、あわせて確認しておくと無駄がありません。制度は年度で変わり、いずれも着工前の申請が条件ですので、必ずお住まいの自治体の公式サイトで当年度の内容をご確認ください。
放置するとどうなるか
「今すぐ困っていないから、しばらく様子を見よう」という判断が、あとで高くつくことがあります。理由は3つあります。

費用が上がる
木は毎年伸びます。今なら通常の伐採で対応できる木も、何十年も成長して高木になれば、特殊伐採を行わないと伐採できないケースになります。幹も太くなり、切ったあとの処分料が増えます。放置は、確実に値上がりする方向にしか働きません。
越境した枝は、原則として切る責任がこちらにある
隣地に枝がはみ出している場合、民法233条により、越境した枝は原則として所有者に切除させることになっています。 つまり、隣の方が勝手に切ることはできず、こちらに切るよう求められる立場になります。
2023年4月1日施行の改正で、①催告しても相当期間内に切除しない場合、②所有者が不明・所在不明の場合、③急迫の事情がある場合のいずれかであれば、隣地の側が自ら切除できるようになりました。「言われても放っておけばいい」という状態ではなくなっています。
倒れた場合、所有者が責任を負う
こちらが重い話です。民法717条は、工作物の設置・保存の瑕疵によって損害が生じたとき、まず占有者が賠償責任を負い、占有者が必要な注意をしていたときは所有者が無過失責任を負うと定めています。そして第2項で、竹木の栽植・支持の瑕疵にこれを準用しています。
無過失責任とは、落ち度がなくても責任を負うという意味です。台風で桜が倒れて隣家の車や建物を壊した場合、「不可抗力だった」では済まない可能性があります。
枯れている、幹に空洞がある、大きく傾いている、根元がぐらつく。こうした兆候がある場合は、様子を見るより先に一度見てもらってください。
伐採を頼む業者をどう選ぶか
不安の中身は「高いかどうか」より「失敗しないかどうか」だと思います。確認していただきたい点を挙げます。

| 確認すること | なぜ重要か |
|---|---|
| 見積書に内訳があるか | 「一式」表記は、後から追加を言われる余地が残ります |
| 処分費が含まれているか | 総額の差はここで生まれることが多いです |
| 出張費が別途かかるか | 別途請求する業者も多くなっていると報告を受けています |
| 追加費用が出る条件を説明できるか | 説明できる会社は、事前にゴミの量を読めています |
| 現地を見に来るか | 写真だけの見積もりは、現場の難易度を読み違えます |
| 実際に作業するのは誰か | 下請けに流す場合、中間経費が乗ります |
| 賠償責任保険に入っているか | 万が一の物損に備えるためです |
| 高所作業に対応できる装備と経験があるか | 断られる理由の多くはここです |
業者に断られてしまった場合について。 「重機が入らない」「高すぎる」「電線がある」といった理由で断られるケースがありますが、その背景は技術がないことではなく、木に登って作業できる人がいない、必要な装備を持っていない、職人の年齢的に高所作業が難しい、剪定専門で伐採の設備がないという、業界の構造的な事情であることがほとんどです。
当社は、他社が「高所作業車と警備員が必要で予算オーバー」と判断した案件を、ロープを使った特殊伐採で対応してきました。ただし「うちはロープだから安い」と一般化するつもりはありません。重機が入る広い現場ではクレーンを使ったほうが日数が減って安くなることもあり、判断は現場を見てからになります。
参考までに当社が保有している資格は、チェーンソーによる伐木等の業務に係る特別教育、刈払機取扱作業者安全衛生教育、フルハーネス型墜落制止用器具 特別教育、高所作業車運転技能講習(作業床の高さ10m以上)、小型移動式クレーン運転技能講習(ユニック車)、玉掛け技能講習です。賠償責任保険・火災保険にも加入しています。
庭木の伐採について、もっと詳しく

よくあるご質問
Q. 桜の伐採費用の相場はいくらですか。 A. 一般的な住宅の庭木であれば、総額5〜10万円程度に収まることがあります。ただし何十年も成長して高木になっている場合は特殊伐採が必要になり、また幹が太い場合は処分料が増えるため、金額が上がることもあります。桜という樹種そのものより、実際の高さと現場の条件で決まります。
Q. 桜が高くなりすぎました。切るしかありませんか。 A. 強剪定で切り戻すという選択肢もあります。ただし剪定は数年ごとに繰り返す前提の費用になるため、長い目で見てどちらが合うかをご相談ください。
Q. 本数が多いと高くなりますか。 A. 一般のご家庭では5本程度に収まることが多く、その範囲なら本数で金額が大きく変わることはありません。空き家や山林・裏山で20〜30本になる場合は、作業日数が増えるため上がります。
Q. 切った木の処分費はいくらですか。 A. 3トントラック1台分の枝葉で、処分場に支払う原価が13,000〜18,000円程度、運搬・人件費を含めたご提示額は2〜3万円台が目安です。幹は枝葉の約3倍の重さになるため、太い木ほど処分費が上がります。
Q. 出張費はかかりますか。 A. 出張費はいただいておりません。
Q. 見積もり後に追加費用が発生することはありますか。 A. 当社では経験から事前にゴミの量を読んだうえでお見積りしているため、追加のお見積りを出すことはほぼありません。作業中に蜂の巣が見つかった場合など事前に分かりようがない事態が起きたときは、追加のお見積りを作成し、ご了承をいただいてから作業します。
Q. 伐採した木はどこへ運ばれますか。 A. 庭木専用の産業廃棄物処理場へ搬入しています。
Q. 隣の家に枝が越境しています。どうすればよいですか。 A. 民法233条により、越境した枝は原則として所有者が切除することになっています。2023年4月1日施行の改正で、催告しても相当期間内に切除されない場合などは隣地の側が自ら切除できるようになりました。早めに対応されることをおすすめします。
Q. 対応エリアはどこまでですか。 A. 大阪府・兵庫県・京都府・滋賀県・奈良県・和歌山県に対応しています。大阪本部・兵庫店・京都店の3拠点体制です。
Q. 他社に断られたのですが、対応してもらえますか。 A. 技術的にお断りするケースはほとんどありません。まずはお気軽にご相談ください。
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