抜根の費用と業者の選び方|伐採との違いと追加料金の条件

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抜根コラム 作成日:2026.08.26

抜根の費用と業者の選び方|伐採との違いと追加料金の条件

この記事でわかること

「伐採して終わり」と思っていたら、切り株が残って困っている。植えっぱなしにしていた庭木を根っこから撤去したい。そんなときにかかる抜根の費用と、伐採費用との違い、そして追加料金が発生する条件を、当社の実務目線と公開されている相場データから整理しました。

結論から: 抜根の費用は「幹回りの太さ」で大きく変わります。細い木なら数千円から、太い木で3万円前後というのが公開相場の目安です。ただし、現場の条件(ブロック塀の近く・水道管の近く・機械が入れない場所)によっては、この目安に収まりません。当社では「現場状況によりけりすぎるので、正直、事前には読めない」というのが本当のところです。安易に「◯万円」と言い切らず、必ず現地でお見積りを取ることをおすすめします。

抜根と伐採は別の工程です

まず用語を整理します。

  • 伐採:樹木を根元(地際)から切り倒して撤去する作業。
  • 抜根:伐採後に残った切り株と根を掘り起こして撤去する作業。伐採とは別工程です。

「伐採」の見積もりに、抜根が含まれているかどうかは業者によって扱いが違います。「伐採費用」に切り株の撤去が含まれているか、必ず確認してください。含まれていなければ、切り株が残ります。

伐採と抜根の違いを示す図

伐採そのものの費用の考え方は伐採費用の完全ガイドで解説しています。

抜根の費用相場(幹回り別)

公開されている相場は次のとおりです(ミツモア/2024年の見積実績)。

幹回り(幹の周囲)一般的な相場(1本)
30cm以下2,500〜5,500円
31〜50cm6,650〜11,000円
51〜70cm20,000〜22,000円
71cm以上28,500〜33,000円

幹回り(周囲)を測るのは意外と簡単です。メジャーを地面から30cmほどの高さで木の幹に一周させると、幹回りが分かります(林業では「胸高直径」=地面から1.2mの高さで測る流儀もありますが、庭木の目安であれば地際に近い高さで十分です)。

上記はあくまで「相見積もりサイトの相場」として集計されている数字であり、業者ごと・現場ごとに変動します。当社の抜根については「要見積り」としており、現地確認のうえでお見積りを提示します。理由は次のとおりです。

抜根費用が幹回りで変わることを示す図

抜根は「現場でしか読めない」費用が乗るからです

抜根は、伐採と違って「地面の下」を扱う作業です。目に見えない要素で費用が上下します。

  • 根の張り方:地面から見えない部分が想定より広く張っていることがあり、掘る範囲が広がると重機や人手が増えます。
  • ブロック塀・フェンスの近く:ブロック塀を考慮しつつ、塀に影響を与えないように抜根する必要があります。
  • 水道管・排水管の近く:ものによっては水道管への影響を調べる必要があります。損傷させると別途の修繕費が発生します。
  • 住宅密集地で重機が入れない:手掘りに切り替えざるを得ず、時間と人手がかかります。
  • 樹種による硬さ・繊維の絡み:シュロなどは繊維質で作業性が悪く、時間がかかります。

これらの条件が重なると、上の相場表の帯を超えて費用が膨らむことがあります。必ず現地を見せてください

追加料金が発生する条件と、その目安

抜根で追加になりやすい費用を、当社の実額も含めてご案内します。

項目金額の目安
出張費なし(0円)
清掃無料
整地(防草シート等を伴う場合)有料(別途お見積り)
トラックユニック1日 1万円強
高所作業車(17〜18m級)1日 2〜2.5万円(抜根では基本的に不要ですが、隣接木の処理で必要になることがあります)
処分費(枝葉・3t車1台)/処理場に支払う原価13,000〜18,000円
処分費(枝葉・3t車1台)/お客様への提示額2〜3万円台(運搬・人件費込み)

幹は枝葉の約3倍の重さになります。根を含めるとさらに重量が増えるため、幹回りが太い木ほど処分費が上がります。切り株はチップにするか産業廃棄物として処分します。当社では庭木専用の産業廃棄物処理場へ搬入しています。

土・陶器・石・砂利の持ち帰りをご希望の場合は別途ご相談ください。ウッドデッキなどの加工木は産業廃棄物にあたるため、お引き取りが難しい場合があります。

なお、当社では作業中に想定外(蜂の巣・大きな石の存在など)が出てきた場合のみ、追加のお見積りを作成し、ご了承をいただいてから作業します。経験値から事前にゴミの量を読んでいるため、追加でお見積りを出すことはほぼありません。

抜根で追加料金が発生しやすい条件を示す図

見積書の見方:「抜根費 一式」は要注意

抜根の見積もりで確認していただきたいのは、次の3点です。

  • 抜根費・搬出費・処分費・人件費が分かれているか:「一式」でまとめられている場合は、内訳を出してもらうよう依頼してください。
  • 重機を使うか手作業か、明記されているか:手作業なのに重機日額が入っていないか、逆に重機を使わないのに含まれていないか。
  • 土壌の埋め戻しが含まれているか:抜根の跡地は穴が残ります。埋め戻しが必要な場合、それが含まれているかを確認してください。

参考までに、当社の場合: 見積書は伐採費・搬出費・処分費・人件費を分けて提示することが多いです。

施工事例

近い条件の抜根事例をいくつかご紹介します(各事例の金額は原則非公開のため、内容は現場写真つきの作業レポートをご覧ください)。

例えば「自宅裏庭のシマトネリコ 高さ約3m。周囲に防草シート、住宅密集で搬出路は人一人分の細い通路」という現場では、防草シートを丁寧にめくって伐採→抜根→シートを復旧するところまで対応しました。搬出は分解して人が抱えて運び出します。同じ抜根でも、現場条件でやり方がまったく変わります。

庭木を切るところからの流れは庭木の伐採|個人宅の費用と流れをご覧ください。

抜根の費用を抑える方法

「依頼しない」という選択肢も含めて正直にお伝えします。

  • 小さな切り株はDIYで抜く:幹回り20cm以下の柔らかい切り株なら、スコップ・ノコギリ・剪定バサミで自力で抜ける可能性があります。ただし、根が深く・広く張っているとかなりの重労働です。腰を痛める前に無理をせず、業者にご相談ください。
  • 伐採と同時に依頼する:伐採を頼むタイミングで抜根も含めておくと、出張や搬出の重複が減らせます。伐採後に「やっぱり切り株も」と依頼するより、まとめてお見積りするほうが総額が読みやすくなります(※ただし単価をダンピングして「本数割引します」というものではありません)。
  • 処分を自分でする:切り株を自分で処分できる場合は、処分費を抑えられます。産業廃棄物として持ち込める処理場は限られていますので、事前に確認が必要です。
  • 相見積もりを取る:2〜3社に見積もりを依頼してください。総額だけでなく、内訳の粒度・追加費用の条件で選ぶのがコツです。
  • 時間をかけて朽ちさせる:切り株を朽ちさせる方向で処理する方法もあります。ただし数か月〜数年かかること、その間に害虫や菌が発生する可能性があること、隣家への影響が出る可能性があること、を踏まえてご判断ください。
抜根費用を抑える選択肢と線引きを示す図

切り株を放置するとどうなるか

「切り株くらいなら」と放置してしまうと、次のような問題につながることがあります。

  • 害虫・菌の温床になることがある:切り株には害虫や菌が発生することがあり、隣接する住宅の木部への影響が心配されるケースがあります。
  • 新芽が出る:樹種によっては、切り株から新しい枝が伸びてきます。再度、伐採や抜根が必要になります。
  • 越境した枝・根の責任:民法233条により、越境した枝は原則として木の所有者が切除する必要があります。根についても問題になる場合、隣地の所有者とのやりとりが必要になることがあります。
  • 倒木・落枝の賠償責任は「切り株から育った木」でも無関係ではない:民法717条は工作物の設置・保存の瑕疵で損害が生じたときの責任を定めており、第2項で竹木の栽植・支持の瑕疵にも準用されます。切り株から伸びた新芽が大きく育ち倒れて損害を与えた場合、責任を問われる可能性があります。

切ると決めた時点で早めに抜根まで済ませておくほうが、結果的に総額が安く済むことが多いです。

切り株を放置した場合のリスクを示す図

業者を選ぶときのチェック項目

「誰に頼めば失敗しないか」の目安として、次の6点をご確認ください。抜根は見積りが読みにくい作業なので、金額の安さより「条件の明示」で選ぶのが失敗しないコツです。

  • 見積書に内訳(抜根費・搬出費・処分費・人件費)が分かれているか:「一式」で済ませていないか。
  • 重機を使うのか手作業か、明記されているか:どちらで見積もっているかが書かれていないと、現場で変わったときに追加請求の根拠にされることがあります。
  • 抜根の跡地の埋め戻しが含まれているか:穴が残ったまま引き渡されるケースがあります。
  • 追加料金が発生する条件が事前に書かれているか:「地中に大きな石があった場合」「水道管が近い場合」など、条件が明示されているか。
  • 実際に施工するのは誰か:下請けに丸投げでないか。見積りを出す会社と作業する会社が違う場合、中間業者経費が乗っています。
  • 賠償責任保険・火災保険に加入しているか:抜根は水道管・排水管・ブロック塀を損傷するリスクがある作業です。万が一の補償があるかを必ず確認してください。

参考までに、当社の場合: 受注から施工まで自社で行うため、中間業者経費がかかりません。賠償責任保険・火災保険に加入済みです。現地を確認したうえで、内訳を分けたお見積りを提示します。

抜根業者選びで確認すべき項目を示す図

まずはお気軽にご相談ください

抜根は現場を見なければ費用が読めない作業です。必ず現地で確認したうえでお見積りを提示します。他社に断られた案件も、当社では技術的にお断りするケースはほとんどありません。

  • 大阪本部/兵庫店/京都店の3拠点体制
  • 対応エリア:大阪府・兵庫県・京都府・滋賀県・奈良県・和歌山県
  • 電話:06-6210-7250(受付 8:00〜20:00 土日祝も対応)
  • Webフォーム24時間365日、LINE見積もりも受付中

よくあるご質問

Q. 抜根と伐採の違いは何ですか?

A. 伐採は樹木を根元(地際)から切り倒して撤去する作業、抜根は伐採後に残った切り株と根を掘り起こして撤去する作業です。別工程です。「伐採費用」に切り株の撤去が含まれているかは業者によって違うため、必ず確認してください。

Q. 抜根の費用相場はいくらですか?

A. 幹回り(幹の周囲)で目安が変わります。相見積もりサイトの相場(ミツモア/2024年見積実績)では、30cm以下で2,500〜5,500円、31〜50cmで6,650〜11,000円、51〜70cmで20,000〜22,000円、71cm以上で28,500〜33,000円が目安です。ただしブロック塀の近く・水道管の近く・重機が入らない現場では、上記の帯を超えることがあります。

Q. 抜根業者を選ぶときは何を見ればいいですか?

A. 見積書の内訳が分かれているか、重機を使うか手作業か明記されているか、跡地の埋め戻しが含まれているか、追加料金の条件が事前に書かれているか、実際に施工するのは誰か、賠償責任保険に加入しているか、の6点をご確認ください。抜根は見積りが読みにくい作業なので、金額の安さより条件の明示で選ぶのが失敗しないコツです。

Q. エニシアの抜根はいくらですか?

A. 現場状況によって作業内容が大きく変わるため、要見積りとしています。現地を確認してからお見積りを提示します。目安を知りたい場合は、幹回り・現場の状況(塀・水道管・搬入路)をお伝えください。

Q. DIYで抜根はできますか?

A. 幹回り20cm以下の柔らかい切り株なら、スコップ・ノコギリで自力で抜ける可能性があります。ただし根が深く・広く張っているとかなりの重労働です。腰を痛めないよう無理はせず、難しいと感じたらご相談ください。

Q. 切り株を放置するとどうなりますか?

A. 害虫や菌が発生することがあったり、樹種によっては切り株から新芽が伸びてきたりすることがあります。伐採と同時に抜根まで済ませておくほうが総額が安く済むことが多いです。

Q. 切った木以外のもの(土・石など)も片付けてもらえますか?

A. 土・陶器・石・砂利などの持ち帰りをご希望の場合は、別途ご相談ください。ウッドデッキなどの加工木は産業廃棄物にあたるため、お引き取りが難しい場合があります。

Q. 出張費はかかりますか?

A. 出張費はいただいておりません。

Q. 対応エリアはどこまでですか?

A. 大阪府・兵庫県・京都府・滋賀県・奈良県・和歌山県に対応しています。

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